女性の子宮には、うずらの卵ほどの大きさの卵巣が左右に1つずつあります。
卵巣の中には未熟な卵子である原始卵胞が500万個詰まっており、脳の指令により成長し始め、最も大きくなった1つだけが生き残ります。
さらに、生き残った卵胞は約2週間をかけて20mm程度に成長し、脳の下垂体から排卵を促す黄体形成ホルモンが大量に分泌されると、成長した卵胞から1つの卵子が飛び出ます。
この現象が「排卵」です。

 

健康な女性の場合、排卵は前回の生理が始まった日から14日後に起こると言われており、排卵日の前後は基礎体温が上昇します。
ですから、定期的に基礎体温を計測して記録していると、おおよその排卵日をつかむことができます。
排卵日前2〜3日と排卵後の1日は最も妊娠しやすい期間とされていますので、排卵前後に性交すると、卵子は精子と受精しやすく妊娠の確率が高いと言えるかもしれません。

 

排卵は卵子を作り出し、精子と受精させるための大切な女性の生理現象なのです。
基礎体温を計測してみると、健康な女性で排卵が起こっている人の場合、低温期と高温期がはっきり区別できます。
逆に、排卵が起こっていない人は低温期と高温期の区別がつかないような基礎体温になっています。
排卵は妊娠を司るバロメーターのようなものですから、自分のからだはちゃんと排卵が起こっているのか、どのタイミングで起こるのかを把握するためにも、基礎体温を管理してみましょう。